米は白い!!
これ常識ですね。でも精米したての米には白くない米と白すぎる米が混じっています。正しく言うと精米しておいしい米は透き通っているんです。白くない米の代表はカメムシに喰われた米です。籾が登熟していく初期の段階でカメムシが飛んできて一番美味しいところをジュクジュクと吸うんですね。そうするとその噛み痕が茶黒くなるんです。これは著しく米の価値を下げます。又、極稀にクサネムという草の小さな黒い実が混じることがあります。これらを総称して「ヤケ」と呼んでます。
逆に米が登熟していく過程で水不足や高温で白く濁ることがあります。背白、腹白、心白などがそれにあたります。これらを総称して「シラタ」と言います。
このヤケとシラタを米粒が通る溝に流し、光センサーで見つけてコンプレッサーで圧縮した空気銃で撃ち落とします。これが色彩選別機の仕組みです。
カネコのLAK-M350、精米作業の要の機械です。